現在インターンしているSyumirun!ライターのカブさんです。
意識高い系学生三種の神器と言えば「ボランティア」「学生団体」そして「インターンシップ」ではないでしょうか?(決して否定しているわけではありません。むしろカブさんは三種の神器コンプリートの意識高い系です笑)
「内定が出るから」「選考のときに実績が考慮されるから」参加する学生は多いようですが(さらにそれを理由にインターンを薦めてくる教授もいます)、実はこの制度は企業側の「採用活動」ではなくあくまで「社会貢献」であると、おそらく日本一インターンで有名な企業の人事部の方が話していました。
インターンシップは企業から採用してもらうためにアピールする場ではなく、卒業後の進路としてその企業、業界は自分に相応しいのかどうか「自分がむこうを試す」場です。
プロサッカー選手の契約のひとつに「買取りオプション付きレンタル移籍」というものがあるのはご存知でしょうか?

例えば、イングランド・プレミアリーグで昨シーズンのリーグ戦全38試合中30試合に出場し、16ゴール上げたフォワードの選手がいたとしましょう。30試合16ゴールはまずまずの成績で、チームではレギュラーかつリーグ全体でもある程度注目選手だといえます。
しかし、その選手がスペイン・リーガエスパニョーラのチームに移籍して年間16ゴールを上げられるとは限らないのがサッカーです。それどころか、イングランド内の他のチームに移籍したとしても活躍できるとは限りません。
だから、高額の移籍金が動くスター選手の獲得の際には「一定期間レンタルで様子を見て、チームに合うようだったら買い取る」という契約を結ぶのです。
ここでは、様子を見て買い取るのはクラブ側ですが、インターンシップという制度はその決定権が学生側にあると言えます。(もちろん実際に就職するとなると採用側のニーズによるところが大きいですが。)
インターンは自分の将来像が明確になっていない人ほど挑戦してみた方がいいと思いますよ。
内定獲得のためではなく、就職オプション付き業界体験として。
カブさん