保井さんの講演会を聞いていくつか共感できる点がありました。
一つはカメラ撮影に職人的なこだわりは必要なのか?と言う点です。
こだわりの強いカメラ撮影の現場では、まずズタジオを使用し、現場ではたくさんの人が動き、多くのコストがかかります。
しかしそれは今の消費者のニーズにあっているのか、と言うことです。
彼はカメラマンは技術よりも消費者の要望にいかに答えれるかが重要と言います。
この点はものすごく共感しました。
保井さんはほとんどスタジオなどは使用せず、一人で撮影することが多いそうです。
今までプロのカメラマンはどこかに所属して、写真の技術だけを買われる人材でした。
しかし今はSNS、インスタグラム、ブログなどを駆使し、個人でマーケティングを行う時代が来ている、と彼は言います。
私は、彼が成功した背景には3ヶ月間の計算高い戦略があったことに驚きました。
まず彼はインスタグラムにあえて京都の写真を載せ続けました。
そしてその写真を多くの京都の旅案内系のウェブメディアに直接連絡し、自らを売り込みました。
彼は無視されるのも覚悟でとにかく自分を発信し、何かしらで繋がると考えていました。
その結果、彼は海外の大規模な新聞に取り上げてもらうことに成功しました。
これがいわゆる”バズ”です。(SNSなどで取り上げられて、特定の話題に注目が集まり拡散されて行くことを示す)
彼が言うにはバズも戦略ということです。