【直撃!】ユニバーサルフェスティバル!!

 バリア体験を実践してみて

今回のバリア体験のブースには、車いすの状態、目が見えない状態、耳が聞こえない状態、妊婦の状態の4つの体験ブースがありました。私は、今回それら全てを体験させていただいたので、その様子をレポートさせていただきたいと思います!!

 車いす体験

車いす体験の内容は、あらかじめ設定されたカーブと傾斜、さらには段差のあるコースを車いすに乗った状態で進むというものです。

まさみっちー
車いすに乗ることに慣れていない私にとって両手を塞がれているということが大きなポイントです‼

車いすの進行方向に対して平行に傾斜があったのですが、こちらの態勢を安定させながら進んでいかないといけないので、何か落としてはいけないものを持っている状態であれば、それを体を斜めにして膝で抱えたまま進むことになり、かなり神経を使うことになるのではないかと感じました。また、ただカーブを曲がるだけでも、慎重になりなかなかスムーズにいかないですが、人混みであれば尚更のように思えます。普段移動することに対しても抵抗が出てくる人がいても無理はありません。私は、体験を通して、日常生活で車いすの方の進路を塞いでしまっているような状況であれば、みんなが嫌な顔をせず横にずれる気遣いができるような親切な世の中になれば良いなと思うようになりました!

 目が見えにくい状態の体験

目が見えにくい状態は、アイゴーグルをつけることによって再現されます。ここでは、目が「見えない」ではなく、「見えにくい」というところがポイントです。白内障や緑内障の方は目が見えないと言っても完全に見えないのではなく、極めて見えにくい状態でそれがどのようなものなのかを感じることができるのが、このブースだということです。

このブースは、アイゴーグルをつけた状態で、小豆を一粒ずつ箸で違うお皿に移し替えるというものだったのですが、私自身普段視力がとても良いこともあってかなりの視界を奪われたような状態になりました。

ちなみに、50秒間で何個移し替えることができたか、記録されていたのですが、私は、なんと、その時の暫定1位でした!!ちなみに2位が主婦の方で、3位がお子さんだったそうです。アイゴーグルをつけた状態の視力も、裸眼の視力と関係があるのかもしれませんね!

今までは、「視界がぼやける」とか「ピントが合わない」といった状態があまり理解できていなかったのですが、アイゴーグルをつけてみてどのくらい距離感がつかみにくいのかよく理解できました。

 耳が聞こえない状態

耳が聞こえない状態は、イヤーゴーグルをつけて会話をしてみるというものでした。

先ほどのアイゴーグルをつけた状態と一緒で完全に耳が聞こえないというわけではなく、聞こえにくい状態でした。車のエンジン音やステージでの歌の演奏は聞き取ることができ、会話も大体できるのですが、所々聞き取りにくい箇所があるという感じです。私も耳があまり良くないので聞き返すことが多いのですが、その時に少し嫌な顔をされることがあります。こうした体験を通して聞き取りにくいという状態について理解を深めてほしいです。

 妊婦の状態

最後に私が体験したのは妊婦の状態です。

私がおなかに着けているのが、赤ちゃんがお腹にいる状態を想定した6kgの錘です。ただ身に着けて歩いているだけでもお腹が重いと感じるのですが、写真のように靴ひもを結ぶなど他の動作と掛け合わせると尚更です。また、赤ちゃんが実際にお腹にいるとなると心理的にも慎重になるでしょう。私は、今まで体験したことがなかったので、妊婦さんの具体的な大変さを少しだけですが知ることができました。