【もうすぐ開催!!】ユニバーサルフェスティバル

皆さんこんにちは~

突然ですが、

2/4(日)に開催されるユニバーサルフェスティバルというイベントをご存知でしょうか⁇

ユニバーサルフェスティバルとは、立命館大学経営学部の林永周ゼミから誕生した学生団体feelという団体による飲食店企画のことで、IBALAB@広場で開催されるということです!!

今回は、そんな学生団体feelさんについて、そしてユニバーサルフェスティバルについて、代表の藤枝樹亜さんにお話を伺ってきました🎤🎤

 

 学生団体feelってどんな団体??

まず、学生団体feelさんについてご紹介いたします!!

feelさんは「ユニバーサルな社会を作る」を理念としており、多くの人が暮らしやすい社会を目指して福祉領域とエンターテイメントを結びつけた活動をされている団体です。

その理念の下で、普段feelさんはバリア体験型カフェを運営しているそうで、地域のイベントにブースを出展したり、京都市の船岡山オープンパークのマルシェに出店したり、また大学内の分林記念館で活動することで、プロジェクトを普及、促進を行っているそうです。

 「バリア体験型カフェ」とは?

はじまりは、誰かが困っていることと、その困っていることに実際に触れたことのない人を繋げるという事業をしようと立ち上がったことがきっかけだったそうです。

他の人が困っていることの対して、その困難に触れたことのない人たちに、実際にどのような困難があってどのようにその困難に立ち向かっているのかを、体験してもらうことで視野を広げ、思考の角度を変えてもらうことで普段の生活にも役立ててもらおうという活動だといいます。

福祉体験と言えば、多くの人が小学校などで車いすに乗ってみたりアイゴーグルをつけて目が見えない状態、「バリア」、障壁のある状態を思い浮かべるかもしれませんが、大人になってからそれを体験した方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか?しかし、大人になってからの方が様々な知識や経験も増し、子供の頃よりも多くのことについての理解が深まっているため、「バリア体験」をしてもらうことで何か気が付くことがあるのではないか、新たな発見があるのではないかと藤枝さんは考えています。そこで、飲食とバリア体験を結びつけることで多くの人にバリア体験に関心を持ってもらい、もっと身近に感じてもらおうと始めたのだと藤枝さんは言います。

また、バリア体験を飲食と結びつけたことにもポイントがあるそうです。藤枝さん自身が車いすで生活するうえで飲食店探しに困ることがあると言います。たとえば、2階に店舗がある場合には階段しか上に上がる手段がないと登れなかったり、古い建物を利用した店舗だと床がガタガタで車いすのコントロールに困ったりすることがあるなど課題は山積みです。他にも、目が見えにくい人であれば、お金を財布から出すときに時間がかかり後ろで並んでいる人の視線を気にしながら支払いをするなど、物理的な負担だけでなく精神的な負担も無視できません。このように、飲食にはバリアフリーに対しての課題がまだまだ多く、そこに問題意識を持ち、提起をする形で始まったのがバリア体験型カフェだと言います。

藤枝 樹亜 バリア体験型カフェfeel

https://entrepreneurship-education.mext.go.jp/my-entrepreneur/fujieda01/

 バリア体験型カフェの特徴

バリア体験型カフェでは、店員さんもお客さんもアイゴーグルをつけており、目が見えないことでどんなストレスが生じ、どんな困難が生まれるのかを実際に体験してもらうことで、普段の生活では得られない新たな視野を提供しています。また、目が見えないと言っても段階によって程度に差があり、必ずしも全く見えないというわけではないので、アイゴーグルの程度を使い分けて来場者に「目が見えない」ということへの理解を深めてもらっていると言います。

他にも、敢えて山の上に店舗を設置し、参加者にそこまで車いすで登ってもらうことで「坂を車いすで登ることがこんなに大変なんだ。。。」、逆に「意外といけるなあ」など様々な感想を持ってもらうことで本当に困っている状況とそうでない状況とを正しく区別できるような理解と経験をしてもらう場面を提供することもあるそうです。

feelさんは、バリア体験型カフェというプロジェクトを通して社会に対し、自分の当たり前が他人の当たり前と必ずしも一致しているわけではないということを投げかけ、人それぞれに違う価値観があり、それを心から尊重し合えるという世界を目指しています。