オンライン講義が続く中、いかに日々を有効に過ごすか、楽しい生活にするか。
多くのアイデアが共有され、取り沙汰され、むしろこの生活に少し馴染み始めた方もいるのではないでしょうか。
いい加減、飽き飽きしてしまったという方もいるでしょう。
今回の特集は「詩」です!!
詩といえば小中学校の国語の教科書のはじめの方に載ってたな~くらいの認識の方が多いのではないでしょうか?
改めて詩を読む機会はありますか?
最近本を読んでいますか?
今回は「読書」の中でも、とりわけ読みやすい「詩」にフォーカスします!!
読書は苦手だな~という方が少しでも苦手意識がなくなるように。最近めっきり本を読まなくなってしまった方にも、少しでも本に立ち戻ってもらえるように。
私のおすすめ2選+番外編でお送りします!!
目次
なぜ今、詩なのか?
おすすめを紹介する前に、なぜこのタイミングで詩を紹介するのかを明確にしておこうと思います!!
冒頭にもあったように、皆さん本は読みますか?
詩に触れる機会って多いですか?
最近はYoutubeやNet flix、Amazonプライムなど動画サイトが多く普及され映画もアニメも手軽に楽しめるようになりました。
では、本ってどうでしょう?
ことある毎に「若者の読書離れ。」「読む人は読む。読まない人は年間読書数ゼロ。」なんて見出しのネット記事を目にします。
それは、ある種
「読書をしなければならない」という脅迫にも思えます。
でも読書することで得るものが本当に多いことは事実なわけで……。だからこそ、長年本というものは存在し続けるのだと思います。
小中学校と本が苦手で読書感想文はほぼあらすじだった私は、そんな言葉を見る度に焦燥感に駆られていました。そんなときに、高校の図書館でみつけたのが詩でした。
当時、美術の先生の初恋の相手が好きだったのが詩人の中原中也で、「中原中也は俺の恋敵だ!」なんて聞いていたので、余計好奇心がかき立てられたのだと思います。
今は、参考文献のため以外にもたまに本を読んでいます。
きっと詩に出会わなかったら本を読むのも毛嫌いしたままでしたし、知り得なかったことが多くあったでしょう。
若者は本を読まないなんて口にされないように、なんて同年代に反発心を持ってほしいと思います。完全なる私のエゴです。
そんな私の小さな革命の第一歩が「詩のすすめ」だったのです。
おすすめ1 詩が映画化?!された話題作
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
最果タヒ リトルモア
作品名に心惹かれ読み始めた作品です。
だって……夜空を何色かって例えたことありますか??
確かに、夜空ってただの暗闇ではないですよね。藍色にもみえます。だとしても、こんなにも夜空の色を大胆に素敵に表現することが可能だなんて……!
言葉の限界はないのかもしれないと高揚感を覚えました。
商品のキャッチコピーと似たところがあるかもしれません。
なにかを表現するのに言葉の数、知識の数って必要なのだと気づかされました。
ここが読書を自発的にしようと思ったルーツなのかもしれません。
文章は長くても2ページで完結しています。
全編を読んでいろいろな想いを巡らせて、自分はどんな風に表現するのだろうとか考えたり……。
そんなこんなで、また新たな発見があるかも!!
そしてこの作品は映画化もされています!!
詩集として自分の中に落とし込んだ世界と、映画として作成された世界の隔たりを是非楽しんでください!!
↓↓予告編↓↓
挿入歌のTkyo skyもみどころです!!
曲名の通り、東京を歌った作品です。是非今すぐにでも聴いてほしいのですが、東京に行った時に、この曲を聴いたら泣けます。確実に。
おすすめ2 抽象度の高い無限な作品
「あたしとあなた」 谷川俊太郎 ナナロク社
この作品は、表紙がとっても気になって手に取った作品でした。
他とはどこか異なる雰囲気で、表紙を見た途端なんだか自然に背筋が伸びたような気もします。変に「詩を読むぞ」っと少し意気込んでしまったのも覚えています。
こちらは、おすすめ1の作品よりもずっと言葉が抽象化された作品です。
数多くのあたしとあなたの世界が繰り広げられています。
自分や誰かに当てはめても良し!想像力を存分に発揮して自分だけの世界に浸るのも良し!です。
また、この作品集とは違いますが同作家が手がけた「恐竜人間」(PARCO出版)がミュージックビデオ冒頭に登場しているのでそちらもご紹介します!!
amazarashi「季節は次々死んでいく」
こちらはアニメ「東京喰種√A」のEDとして有名なので、知っている方もいるかもしれません。
東京喰種という作品にマッチした詩ですよね。
でもきっとこの詩単体で出会っていたらまた別のイメージがわいていたと思います。
ストーリーがあればなお楽しめますし、自分なりにも存分に楽しめる。
それこそがまさに詩の醍醐味ですね!!
番外編 すぐ読めちゃうのに、心揺さぶる絵本
「いつでも会える」 菊田まりこ 学研出版
最後に番外編です!
かわいらしいこの表紙が目印の「いつでも会える」。
犬のシロとミキちゃんという少女のお話です。
絵本といってもなめてはいけません。
私、イチオシの作品です。
詩ではありませんが、ショートストーリーなので本が苦手という方の導入にもぴったりかと思います。
大切な人へのプレゼントにもおすすめです!!
まとめ
いかがでしたか?
いろいろ脱線しましたが、少しでも詩読んでみたいな!それから本も読んでみよっかな!なんて思ってもらえれば、嬉しいです~!!
小さな革命起こしていきましょ!!
【関連記事】