みなさん、お元気ですか~??
4月7日に東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県の7都道府県に、10日には愛知県独自の緊急事態宣言が発令されました。
東京都では1日のコロナ感染者数は200人を近くまで上り、芸能人も多数感染されているということで、どんどん他人事ではないと感じている人も多いでしょう。
ニュースはどこをかけてもコロナ、コロナ・・・
もうええて、明るいニュースはないんか・・・・・
と思っている皆さん!?
緊急事態宣言ってそもそも何か知っていますか?
(コロナの話が終わりかと思わせてのフェイント)
ニュースで流れる難しいコロナ用語についていけてますか???
今回は緊急事態宣言について詳しく解説していきたいと思います🧐
(同時に私も勉強させてもらいます)
結構まじめな感じになりますが、是非最後まで読んでもらうと意識はだいぶ変わると思います。
目次
緊急事態宣言とは
まずは、そもそも緊急事態宣言とは何ぞやということから!
緊急事態宣言とは
・自然災害、感染症(伝染病・疫病)のパンデミック
・原子力事故などの災害
・戦争、テロ、内乱、騒乱 など健康・生命・財産が・環境などに危険が差し迫っている有事(緊急事態)に際し、国家・地域の政府などが、法令に基づいて特殊な権限を発動するために、或いは広く一般・公衆に注意を促すために、そのような自体を布告・宣言すること。(Wikipediaより)
※パンデミック・・・感染症の世界的な大流行を表す言葉
この緊急事態宣言の発令は内閣総理大臣の権限にあり、
・国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与える恐れがある
・感染症が全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼす恐れがある(内閣官房資料より)
と認められた場合に発令されます。
日本では過去3度の発令がされています。
・太平洋戦争開戦(1941年12月8日)
・福島第一原子力発電所事故(2011年3月11日)
・福島第二原子力発電所事故(2011年3月12日)
(Wikipediaより)
発令するにあたっては、国民の自由権・財産権などが損なわれることもあるため、簡単に発表されるものではなく、新型コロナウイルスによって国民の命の危険が大きく脅かされているこの緊急事態に、特別に発令されたものなのです。
また過去の海外での有名な発令例としては、
・アメリカ同時多発テロ(2001年)
・エボラ出血熱の流行(2014年 西アフリカ諸国)
・パリ同時多発テロ(2015年)
などがあります。
(https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20190911-00141382/)
ニュースに付いていけてますか?
続いては、コロナコロナとニュースで繰り返される毎日ですが、皆さんちゃんとニュースに付いていけてますか?
専門家間で飛び交う用語の意味、分かってますか?
感染者の人数を見るだけで終わっていませんか???
ということで、
ここらでいっちょ新型コロナ用語解説をしときますわ。
アウトブレイク | 集団感染、日常的な発生頻度を超えた感染、限られた範囲における感染の流行
例文:学校におけるアウトブレイクによって、学級閉鎖になる。 |
パンデミック | 世界的大流行、感染爆発、通常の予測を超えた急激な感染、広範囲における感染の流行
例文:人口が集中する都市ではパンデミックが起こりやすい。 ちなみに、いくつかの警戒段階があります。 |
クラスター | 小規模の感染集団
例文:私の咳・くしゃみのせいで友達にも風邪がうつってしまい、クラスターの原因になってしまった。 |
オーバーシュート | 爆発的患者急増
例文:日本はまだオーバーシュートが起こる予兆にすぎない。 |
ロックダウン | 都市封鎖、外出禁止
例文:ロックダウンしてるし、撮り溜めた録画でも観るか。 |
まぁ、ざっとこのくらいを耳にするかなぁ~。
これでニュースが見やすくなると思います!
今の世界情勢
さて、ここで皆さんに質問です。
Q.現時点で約何か国が緊急事態宣言を発令しているでしょうか??
答えは・・・
63カ国!!!
(2020/4/6 NHK NWES WEBより)
では2問目!
Q.現時点で約何か国に何人の感染者が出ているでしょうか??
答えは・・・
世界約184カ国
(2020/4/9 航空新聞社より)
感染者約178万人
(2020/4/12 時事通信より)
そして感染による死者は約10.9万人と報道されています。
2019年11月に最初の中国での感染者が発表されたことを皮きりに、こんなに世界中で大流行していたことを皆さんは知っていましたか!?
感染者が最も多い国はアメリカで約53万人、
次いでスペインの約16万人、
イタリアの約15万人とされています。
(2020/4/12 時事通信より)
また死者が最も多いのアメリカで約2万人、
次いでイタリアの約1万9000人。
(2020/4/12 NHK WEB NEWSより)
ちなにみ現在の日本の感染者数は、
4月12日現在で7000人(時事通信より)を越えています。
ちなみに、日本は4月7日に緊急事態宣言が出されましたが、それ以前から発令していた海外メディアからは日本に対する厳しい見解が示されているようです。
では海外の緊急事態宣言に伴う政府の施策を見てみましょう。
例えば・・・
アメリカは3月13日に緊急事態宣言を発令。
アメリカは地方政府の自治権が認められているため、全50州のうち41州で強制力を伴う自宅待機命令が出されています。一部の州では、必要な買い物などの例外を除く外出をした違反者には罰金を科すという策もとられています。(朝日新聞より)
(https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2020/03/post-1152.php)
さらにイタリアでは、より強力な策が施行されています。イタリアは世界最多に上るほどの急激な感染者の増加に伴い、イタリア全土における自治体間の移動に制限を設け、さらに違反者への罰金も科しています。また生活必需品以外を扱うお店の閉店や生産活動の停止など、複数の政令が発令され、3月8日から4月13日まで施行される予定です。(朝日新聞より)
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57683680U0A400C2000000/)
このように海外の施策をみると、罰金や命令などとても厳しい発令がされています。
一方で日本の施策を見てみると、
「緊急事態を1カ月で脱出するには人と人との接触を7割、8割減らすことが前提だ。」とし、
・『3つの密』(喚起の悪い環境、大人数が集まる密集する場所、他者と近くで会話をする密接した場所)を避ける行動をとる。
・地方への移動を極力控えること。
・生活に必要な買い物以外の外出は控えること。
(2020/4/7 日本経済新聞)
さらに以下の施設には運営の休止を要請。
(遊興施設、大学、塾、運動遊技施設、劇場、集会、展示施設、生活必需物資以外の商業施設 等)
※床面積の大きさによって運営できる場合もある。
(2020/4/10 流通ニュース)
このよう見ると、日本での施策は強制させるものではなく、国民への呼びかけ・注意喚起をするものとして自ら自粛させる意図があるようですね。
そしてこのような日本の施策を受けて海外メディアは、
・緊急事態宣言の発令が遅すぎる。
・国民への予防措置が甘すぎる。
・国民の意識が低い。
などの意見があるようです。
確かに私もあまり自覚がなかったというか、、
有名な芸能人の方が感染されたり緊急事態宣言が出てから、本格的に引きこもるようになった感じがします。
現在の研究で分かっていること
現在テレビなどメディアでも流れていますが、コロナに関する様々な研究がす進められているようです。
簡単にいくつかまとめてみます。
ネコはコロナに感染しやすい!?
(2020/4/9 REUTERSより)
8日に発表された科学誌サイエンスによると、ネコやフェレットはコロナウイルスに感染する可能性が高いことが研究結果で示されました。またネコは飛沫感染(咳やくしゃみによって飛び散ったしぶきを吸い込むことによって感染すること)で感染することが分かっています
5日にはニューヨークの動物園で、感染した飼育員と接触したトラが感染していたことも明らかになっています。他にもペットの犬も感染したという例もありますが、比較的に犬・鶏・豚・カモなどは感染する可能性は低いとされています。
これを受けて、WHOは、人間とペット間の感染についてさらなる研究を進めていくとの意向を示しています。
コロナウイルスの変異パターンは3種類
(2020/4/9 時事通信より)
イギリスのケンブリッジ大学の研究によると、新型コロナウイルスの変異パターンが3種類あることが9日に発表されました。
新型コロナウイルスはコウモリの宿主(=寄生虫や菌類が寄生・共生する相手の生物)とみられ、ウイルスのリボ核酸(RNA)の塩基配列をもとに変異パターンをA・B・Cの3種類に別けました。
中国のコウモリに近いAは、特にアメリカやオーストラリアの患者に多く、Aから変異したBが、中国武漢市を中心とした患者に広まった。さらにBから変異したCが、イタリア・フランス・イギリスなどの患者に広まったとされています。
今後この研究がワクチン開発に重要になるとの可能性が示されています。
コロナによる死者数は人種別で異なる
(2020/4/9 Yahoo!ニュース より)
アメリカでは、コロナウイルスによるアフリカ系アメリカ人の死亡率が非常に高いというデータが出されました。
黒人の多い都市であるルイジアナ州における黒人人口は約30%であるのに対し、コロナウイルスによる黒人の死者は全体の約70%に上っています。またイリノイ州は黒人人口が15%であるのに対し死者数は全体の約43%、ミシガン州でも黒人人口が14%であるのに対し死者数は全体の40%であるとデータによって示されました。
これの原因として、黒人は持病を持っている人や肥満の人が多いからとされたり、ニューヨーク州知事は「黒人やヒスパニック系による犠牲者が多いのは、スーパーやデリで働くエッセンシャルワーカーが多いからではないか。」と話しており、今後も詳しく研究が進められていくようです。
(https://news.yahoo.co.jp/byline/abekasumi/20200409-00172246/)
今後の世界情勢
iPS細胞で有名な京都大学の山中伸弥教授は、
「新型ウイルスとの闘いは短距離走ではありません。1年は続く可能性のある長いマラソンです」と語っています。(2020/4/8 日本経済新聞)
はやくこの状況が収まって、友達と授業を受けたり遊びに行きたいと思っている人は多いと思いますが、そう簡単には収拾つかないようですね。
日本では日に日に感染者数が増え続けていますが、中国では第二の流行の波が来ているとのニュースも見かけました。だとすれば、日本も感染者数が減ったといってまたまた国民の意識が緩まってしまうと、次に予想される第二の波が第一の波よりも上回る可能性だってあるかもしれません。
(http://japanese.beijingreview.com.cn/nation/202002/t20200211_800192506.html)
今月8日にはアメリカの研究者らが、ワクチンの候補になり得る抗原を開発したというニュースもありました。
しかし一般的にワクチンの開発には1年~1年半はかかり、それが市販に流通するまでには何年もかかると言われています。
ワクチンが開発され多くの感染された方々の命を救える日が来ることは待ち遠しい限りですが、それよりもまずは私たち1人1人が予防に努めることが第一です。
自分の身を守ることが他人の身も守ることに繋がります。
まとめ
いかがでしたか?
私もこの記事を書きながら、コロナに関して詳しくなれた気がします。
日本国内だけでも感染者数は増え続けていますが、世界に目を向けてみるとその数は桁違いです!!!
この記事を読んで、コロナの現状理解とアナタの意識が変わることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
くれぐれも不要は外出はやめ、手洗いうがいをして、予防に努めましょう!
以上、まみこでした~
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