クローズアップインターン+ ~長期インターンの裏側にせまる~

半年間の長期インターンを終えた学生。自身の体験をインタビューを前に赤裸々に語り始めました。

「やっぱりアルバイトや短期のインターンとは訳が違う。」

「この人と実際に仕事をしたいと感じるか。結局そこが大事やから。」

次々と明かされる長期インターンの現実。
彼らの身に何があったのだろうか。
二人の体験者から長期インターンの裏側に迫る。

クローズアップインターン+

この記事はこんな人におススメ
・これから冬のインターンに向けて準備している3回生
・夏季インターンにいくつか行ったがいまいちピンとこない
・これから本格的にインターンが始まるのにまだ就活の軸ができていない
・企業の裏側を見たインターン生の人事が見ているポイントのうそ&ほんと
・実際の社会人や仕事を知りたい

今回のインタビュアー

 

まっつん
経営学部3回生。夏季に説明会や短期のインターンに参加したものの、「働く」ことにイメージが湧かず、漠然とした不安を抱えている。冬季インターンに向けて今から準備したい。

一人目のインタビューは

Syumirun!のアドバイザーである澤田一進さん。

 

業種:IT系
場所:セブ島
期間:半年間

半年間IT系の企業で長期インターンをしていたいっしんさん。長期インターンで得られたことを根ほり葉ほり伺った。

まっつん
いっしんさんってたしか長期インターン行ってましたよね。実際長期インターンに行ってみて良かったことってありますか?
いっしんさん
ない(笑)
まっつん
え・・・
いっしんさん
うそうそ、色々あったよ(笑)
どんなこと聞きたいん??
まっつん
今回は長期インターンでしか得られない気づきや学びを聞いていこうと思っています!やっぱり長期でインターンをしていると社会人のスキルや基礎体力みたいなものが身に付くんでしょうか??
いっしんさん
せやな。やっぱり、長期インターンでは、他のインターンと違って「社員、部下」として見られるから、敬語や上司とのコミュニケーション、飲み会での立ち振る舞いなど学生の先輩後輩などの関係とは違った社会人同士の立ち振る舞いを学ぶことはできたかな。
まっつん
なるほど。やっぱり学生の先輩後輩の上下関係とは異なりましたか?
いっしんさん
違ったね。やっぱり飲み会の席とかでも、上座であったり、飲み物空いていたら入れたり。
まっつん
確かに学生同士とはまた違った立ち振る舞いですね。長期インターンでは他のインターンと異なり、「社会人の一人」として接されるんですね。逆にその社員の1人として見られることで仕事の厳しさを感じたエピソードってありますか?
いっしんさん
やっぱり人間関係かな。上司との関係とかが合っていないとしんどいこともあるし。教えてほしいことが聞きにくい環境だったり。社内大学とか説明会でよく言ってるけど、それのありがたさとか、企業の規模によってできること・できないことは実感として理解できる。
まっつん
説明会に行くだけでは言葉の理解に留まってしまいますもんね。実感レベルの理解はやっぱりインターンにいかないと得られないものですね。ところで、就活ではよく自分の強みなどを聞かれたりするんですが、自分の強みとか向き不向きに気づいたエピソードがあれば教えて下さい。
いっしんさん
最初の方はお客様と1対1のコミュニケーションをすることが多かってんけど、その後インスタグラムの運営を任されることがあって・・・その時「自分は、1対1より、1対多数の方が向いてるかな」と思った。
まっつん
やっぱりそれは実際に仕事をしてみないと分からないもの何でしょうか?
いっしんさん
やっぱりそうやな。人間って普通に生活していると自分のしたくないことはしないやんか。バイトはまたちょっと違うし。実際に仕事としてしてやってみることで「自分の得意なこと」とか「向いてること」とかを実感として気づくことができるかな
まっつん
たしかにそうですね。自分のしたくないことをする機会って案外少ないですよね。最後にこれから面接や選考を受けるにあたって、何かアドバイスがあればお願いします。
いっしんさん
面接や選考の時に、「素で相手と向き合うこと。」就職するだけじゃなくてその先そこで働いていくことを考えたら、ミスマッチしたらしんどくなる。取り繕わずに自分の素を出すことが良いんじゃないかな。「何をしているのか」も大事やけど「誰とするのか?」も結構大事やから。結局、人事の人も「この人と実際に仕事がしたいか」というのが最後の決め手になってくるから。

まとめ
長期インターンでしか得られないこと
社会人としての立ち振る舞いを身に付けることができる
・言葉レベルの理解ではなく、実感レベルの気づきが得られる

 

 

2人目は、

大阪の採用ブランディングの会社で長期インターンをされている石田健祐さん。

 

回生:3回生
学部・学科:経営・国際経営
インターン先:大阪
業種:広告、採用ブランディング
期間:3カ月

まっつん
石田さんはどのような業種の長期インターンに参加されたのでしょうか?
石田さん
業種だと少し説明しにくいのですが、大きな枠では、広告会社ですね。企業の採用ブランディングが主な事業です。
まっつん
この会社の長期インターンはどこで知ったのでしょうか?
石田さん
最初は確かTwitterですね。面白いことをしている会社だなと思って。その後、この会社の社長とお会いする機会があったので、DMを送ってインターンに参加させて頂きました。
まっつん
現在も長期インターン中とお聞きしましたが?
石田さん
そうですね。このインターンでは一応期間は決まっているのですが、希望することでそのまま継続して行うこともできるので現在も長期インターン中ですね。
まっつん
実際どれくらいの頻度で参加されているのでしょうか?
石田さん
だいたい週3日ですね。勤務時間の調整はアルバイトのシフトとほとんど一緒ですね。
まっつん
実際インターンに参加してみて、何か気づくことや学ぶことがありましたか?
石田さん
もともと、一回生の頃に福井県でのインターンに参加していたこともあって「働く」ということに関して事前知識はあったんですが、やっぱり楽しそうに働いている社会人の方は多い印象を受けました
まっつん
そうなんですね。じぶんも含め、多くの就活生は「仕事」に関してあまり良いイメージを持っていないのですが・・・
石田さん
確かに電車に乗っているサラリーマンの方や夜遅くまで働いている方を見ると働くことに関してあまり良いイメージはわかないですよね。自分もそのような時期がありました。ただ、それって結局「働く」ことに関して具体的な体験や実際の社会人に会う機会がないからだと思うんですよね。実際、福井県でのインターンや現在のインターン先の社員の方からは働くことに関してネガティブなイメージは受けませんでしたね。
まっつん
確かに「働く」ことへの漠然とした不安感は自分もありますね。働く経験ってアルバイトくらいしかないですし。そこを実際に具体的に考える機会が長期インターンなんですね。
石田さん
そうですね。思っている以上に夢や好きなことをもって仕事をしている人は多いと思いますね。
まっつん
長期のインターンでは、社会人に対してのイメージも変わることがあるんですね。
ところで、学生と社会人の方の違いや社会人に求められていることがありましたら教えて下さい。
石田さん
やっぱり社会人は、結果を残していますね。結果が求められるのが社会人と学生の違いだと思います。また、社会人にあって自分たち学生にないところは、「価値を生み出していくこと」な良いじゃないでしょうか。アルバイトって言われたことをやればいいだけですよね。けれど社会人になると「自分の力で、価値を生み出していく」ことが求められているように感じました。
まっつん
確かにアルバイトだと、言われたことをやるだけでいいですよね。最後に就活生が面接や選考を受ける際に抑えておくべき人事が見ているポイントなどがありましたら教えて下さい。
石田さん
やっぱり企業は利益を出すことが必要条件になってくるので、「より利益を出してくれそうな人」なんじゃないでしょうか。また、「その企業のキャラに合った人」だと思いますね。

まとめ
長期インターンでしか得られないこと
・実際に働いている人の姿を感じることができる
・社会人は自らの力で価値を見出している
・企業選びのポイントは、その企業の人とキャラが合っているか

 

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