「やりたい事をやりたいと言い続けた」
OICのすげぇ奴を取材して読者がチャレンジするきっかけになることを目指して始まったこの企画
待望の4人目です!
今回のOICのすげぇ奴特集は
立命館大学政策科学部4年の矢野童夢くん!
彼の活動は日本の空き家問題を解決することと、頑張る若者をコミュニティ・場の提供を通じて支援することです!この2つの目標達成のために今年なんと起業!
彼の今までの道のりをさかのぼってみました!
起業までの道のり
はじまりは高校生!?
さかのぼること高校生の時、大学進学を決める前から実は起業という選択肢があったそう。もともと好奇心旺盛で、いろんなことに挑戦するのが好きで、「やりたい事を自分でできるのであれば起業が最短」だと考え、大学には立命館大学政策科学部に入学。
どうして政策科学部へ??
理由は2つあります。
1つ目は学べる範囲が多いこと。起業のために必要な、幅広い分野を学ぶことができる。具体的に言うと環境問題、防災、ミクロ経済など自分の知見を広げることができるし、できることが増える。
2つ目は実践的な学びが多い。起業するにはディスカッション能力、プレゼンテーション能力が絶対に必要なことはなんとなくわかっていたので、政策はこの面では非常に良い。ディベートやプレゼンをする機会が多いので力が付きます。
3回生では元伊藤忠商事の上久保先生のゼミで学んでいるそう
大学入学後
まずはビジネスの力をつけたかった。とはいっても政策科学部なので自分から動かないとビジネスの知識なんて入らない。誰かから教わるのが一番最短だと考え、ネットでビジネスを教えてくれる人を探す。よくあるtwitterのビジネスアカウントに手を出した。すると、、
なんと矢野くん詐欺にあいます。3回くらい詐欺られて○○万円失ったとか。。
苦い経験をしながらも、目標を見つけます。頑張ろうとしているのにどうやって頑張ればいいかわからない。自分のように騙されたりして結果的にかなり遠回りしてしまっている人が結構いるんじゃないかと。
頑張る人を支援するコミュニティーがあれば。と考える。
ビジネスにするには。。。
頑張る人を支援するコミュニティーをビジネスとしてするにはどうすればいいかという壁にまず当たった。
成功するにはいったい何が必要か?という課題を深掘っていくと、影響力が必要で、影響力を得るには信頼が必要で、信頼を得るには、、、、
誰もが課題と思っていることにアプローチしてうまくいけば信頼が得られると考え、社会問題にアプローチすることを決意。
結果的に興味があった日本の空き家問題にアプローチすることを決心した。
日本の空き家問題について
一般社団法人Genus(ジーナス)設立までの道のり
学生団体Genus(ジーナス)
学生団体Genusを設立!さあ空き家問題を解決しよう!・・・とはいったもののアイデアもなければノウハウもない。まずは泥臭く行動しまくった。空き家の管理者や空き家マッチングサイトの管理者から話を伺ったり、地域のイベントに積極的に参加して基礎作りを始めた。
数か月の活動のちに、起業という思いの原点であった、「頑張る人が切磋琢磨し合える場や、夢のきっかけが見つけられるようなコミュニティーを空き家という『空間』に作っていこう」と決意。そのための第一歩として「シェアハウス」に挑戦しようと考えた。
空き家探し
さぁシェアハウスをする空き家を探しに行こう!ということで空き家を探し始めたもののなかなか見つからない。ただ、意外なところに出会いがあった。
たまたま高校の友達と飲みに行った時にたまたま空き家問題解決の話をしたところ、その友達の母親が古民家でカフェをしようと考えていたが、事情があって断念。古民家は老夫婦が管理しているらしく、今もしかしたら空き家かも!ということで、友達がそのご夫婦につなげてくれた。
運よくその物件は空いていて、ガッツポーズをとりたいところだが・・・
信頼を勝ち取る
なんとか空き家までたどり着いたものの、なかなか貸してくれない。自分の地位が学生で経済力も信頼もないし、シェアハウスのデメリットの近所迷惑や風評被害などもし物件で問題があれば管理者だけでなくオーナーの責任にもなるため、なかなか信頼してくれない。
そこで家の掃除や、プレゼン、活動報告など、何回も何回もオーナーに会いに行ってやっと貸してくれたのがなんと半年後。継続は力なりとはまさにこのこと。
一般社団法人Genusへ!
なんとか空き家をゲットして、学生団体を会社化!
空き家を『人々に夢を与える場所』へと変えていく
現代社会が抱える大きな問題「空き家」
今後より深刻になっていくこの問題をなんとかしたい。という思いから
一般社団法人を立ち上げた!定款作成等の手続きを行えば12万円で一か月程度で会社ができるみたいですよ!会社の作り方。将来働く私たちも知っといて損はなさそう!
早速入居者を募集したところ、同じ立命館大学の経営学部の学生がさっそく入居してくれました!
先日Syumirun!でもレンタルスペースお借りしてたこ焼きパーティーしてきました!15人くらいで場所代、食材費、などなど全部込みで一人1000円くらいでできちゃいますよ!
活動通じて苦労したことは何ですか?
今です(笑)。実は矢野君、意外にも人見知り、口下手、気弱という学生で起業したとは思えない性格の持ち主。フリートークは苦手で初対面の人とはうまく話せなかったり、話すのが苦手で相手に思いが伝わらなかったり、気が弱くて傷つきたくないから押し負けたり。
この記事を読んでいた人が想像していたのはなんでも自分でこなせちゃうイケイケ大学生だと思った方も多いのでは?そんなことはないんです。誰でも弱点はあって、それとうまく付き合いながら生きてるんですね。矢野くんは強い信念と行動力がこの弱みをカバーしてうまくバランス取れているように思います。
そんな矢野童夢君
趣味は空き家探し、好きな食べ物はハンバーグ、恋人は募集中で好きなタイプは尊敬できて、姉さんキャラの女性だそうですよ(笑)
やりたい事をやりたいと言い続けた結果。彼は今「空き家を『人々に夢を与える場所』へと変えていく」という壮大な目標に向かって挑戦中です。言葉にすると責任が生まれ、行動するきっかけを作り。実りあるものへとつながる。彼を見ているとそんな気がします。できなさそうなことでも言ってみることは大切ですね。
※Genusは頑張る人を募集中!夢中になって頑張れる環境が近くにあるって素晴らしいこと。OICから茨木からどんどん夢に向かって羽ばたける環境がGenusからできていくと思うとわくわくしますね。シェアハウスに住みたい人やレンタルスペースを借りたい人はFacebookまで!みなさんお待ちしてます!
Genusのシェアハウス〇〇荘では現在入居者募集中です!
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